なぜ「怪物くん」のドラキュラはトマトジュースで生きられるのか?



  メールをご紹介します♪

      ◇

 松井さん、こんにちは。
 私は2食プレス創刊号からの読者です。松井さんの本、DVDも色々買いました。それは自分の健康のためと、松井さんへの応援のためです。
 松井さんのクローン病、なんとか治ってほしいとずっとずっと思っておりました。
 でも、米アレルギーが原因だったなんて。。。甲田先生も松本先生もそして松井さんもなぜ、気がつかなかったのか。そんなの、アレルギー検査すればすぐに分かったことなのに。悔しくてたまりません。今までの人生を苦しみで過ごしてしまった松井さんこそ、強くそう思っていらっしゃることでしょうが。
 これからは健康を取り戻し、幸せになってゆく松井さんのお姿を楽しみにしております。
(アサり さん)

      ◇

 アサりさん、いつも応援してくださってありがとうございます。本名を拝見して、あっ、この方だーとすぐわかりました。
 なつかしいですね2食プレス。
 2006年から12年間、日刊でお届けした有料メルマガ『1日2食の健康革命エキスプレス』は、終わりのほうこそわれながらいいものを書いていると思いましたが(うぬぼれるな)、創刊当初のころは、よくあれで購読料をいただこうと思ったなと驚き呆れる品質でした。
 そんなころから応援していてくださって、ほんとうにありがとうございます。

 クローン病は腸管アレルギーである、と見抜いたのは松本仁幸先生です。松本先生がいなければ分かりませんでした。しかし松本先生は、食事で病気を治すことには関心がありません。
 病気になるのも治るのも食事しだいである、と教えてくれたのは甲田光雄先生です。甲田先生がいなければ、医者は病気を治せない、治せるのは自分だけと知ることはできませんでした。しかし甲田先生は、食事でなぜ難病が治るのか、その原理までは突き止めることなく世を去りました。

 なので松井のような特殊なケースのクローン病を治す方法は、じつは、誰もわからなかったのです。松本医学と甲田医学を融合させる必要があったのです。
 松井はその融合に時間がかかったということです。

 くやしがってくれてありがたく存じますが、松井自身はたった17年で治って上出来だったと満足しています。
 なにごとも必要な因と縁がそろわないと実を結ばない。因縁が熟すには時間がかかるものですから。
 誰も知らないことを、実らせたのですから。

 ん? てことはオレ、いますごいこと書いてる?(うぬぼれ)


 もう1通、ご紹介します♪

      ◇

 卵は残酷なものだったんですね……
(中略)
肉とか魚はそもそも好きではないので食べなくても全然平気、というのは、いいことかもしれませんね。
 本当に食糧危機になるならまずは肉を減らせばいいのに、と思いますが。簡単にはできないことなのでしょうかね?
(サガ さん)

      ◇

 サガさんも、ずーっと2食プレス読んでてくれましたねー。あらためてお礼申し上げます。
 食糧危機には肉を減らせばいい、そのとおりです。
 テレビで大学の教授が
 「今後の食糧危機にそなえ、昆虫食の可能性を探っています」
 とインタビューに答えていました。イナゴやハチの子はもとより、これからはコオロギやイモ虫も食べていきましょうと真剣な顔で熱弁しているのですが、何というあわれ。
 いや、イモ虫、好きで食べるならいいですよ。コオロギも、タンパク質は豊富ですが、わたしにはゴ……にしか見えない。

 大豆があるじゃん大豆がよォー!

 みんなが摂るタンパク質を大豆オンリーにするだけで地球の食糧危機は解決するんだよー。
 牛肉1キロをとるために、11キロのトウモロコシが使われています。なぜ食糧不足になっているかというと先進国の人たちが食べる牛やブタを育てるために農作地のほとんどが飼料用穀物で占められているから。その畑の何割かを人間用の大豆にするだけで、いますぐ地上から飢えというものがなくなるんです。

 コオロギ食わなくていいんだよォー!(好きなら止めねー)

 なお肉1キロに対して水は1800リットル使われてます。さらにタンパク質を大豆オンリーとまでしなくても、半分は肉、半分は大豆に変えるだけで地球から飢餓が根絶します。
 話を戻します。
 「本当に食糧危機になるならまずは肉を減らせばいいのに、と思いますが。簡単にはできないことなのでしょうかね?」
 はい。難しいです。
 ただ、どの点が難しいかというとですね。

 コロンブスが、卵を立ててくださいと言ったら、まわりの人たちはみんなそのままの形で立てようとした。誰も立てられる人はなかった。コロンブスはその卵をバシッと机に打ちつけて立ててみせた。これがコロンブスの卵ですが、みんな、卵をそのまま立てないといけないと思い込んでいるわけです。
 難しいのは、この思い込みを外すこと。

 肉は食べなければいけないもの。この思い込みを外すことが難しいのです。

 気がつけるかどうかなんですよ。肉は食べなくてもいいものだと。人間にとって不要な食べ物だと。
 マンガ「怪物くん」に出てくるドラキュラ伯爵は、トマトジュースを喜んで飲んでいました。人間の血液じゃなくたって、同じ赤い汁なんだからこれでいいだろということでトマトジュースを飲んでみたら、それで全然よかった。生きていけた。あ、これでいいんじゃね? 人にかみついて血を吸わなくて全然よくね? と彼は気がついたんですね。

 この気がつくことが大事なんです。

 わたしも、経済的理由から肉を一切食べない生活を2年やって、気がついた。食べなくてもいいんだと。
 まえから知ってはいました。でも、買おうと思えば買えるうちは、誘惑に負けるたびに菜食を中断していた。それがいよいよ大豆だけで生きるしかなくなって、やっと継続できるようになって、分かった。
 聞いてはいたけれども本当に食べなくてもよかったんだと。
 体で分かったのです。
 いまは食べなくて平気です。やっと甲田先生の教えが身についた。

 そして――動物性タンパク質を摂りたいのであれば、動物を殺さなくても摂る方法がある! ことにも気がついた。
 今回はそのお話です♪

 と、思ったら、けっこう長く書いちゃった。

 次回につづく♪



◆編集後記
 誰かおごってくれたら食べますけどね肉(笑)
 生活困窮状態が改善するまでガマン、とおもってたんですが、2年半もやると、んーもうべつにこのままでいいなあ。となりました。なにより体調いいしさ。
 将来食べるとしたら、なにかパーティーの席とか、特別な日の贅沢でいいです。
 はい。肉は贅沢品です。この気づき重要。


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