さらば、腸の毒ガス

 〈ここまでのあらすじ〉
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 生きていければいい。つまり食べていければいい。しあわせってそういうことだ。
 ただ、治る方向で生きていきたい。
 ぼちぼちでも、方向さえ合ってりゃ、治る。たぶん。
 で、治ったんですが、まだその方向を迷っていた2年半まえの話です。
 //*


 治る方向で生きていくなら、野菜の栄養がほしい。
 食べた炭水化物・タンパク質・脂質を、利用できるよう身につけるには、ビタミン・ミネラルがいるのだ。
 じゃ貧乏でもがんばって野菜買いましょう、って発想では、だめである。
 野菜そのままでは、ふつうの人でさえ吸収が悪い。クローン病では身にならない。
 じゃ青汁にすれば。うん、青汁は、いいのが見つからん。
 どうしましょう。
 と思っていたら、読者さんからサプリメントをいただいた。




 まさかこれがわたしのクローン病を540度転回させることになろうとは、このとき知るよしもない。

 「サプリねぇー」
 すみません。わたしはこのとき期待していなかった。だがこれは読者さんのご厚意。こんなわたしを、応援してくださるのだ。ありがたく、飲ませていただきます。

 まずは例によって袋のウラを確認。


 「名称:ユーグレナグラシリス加工食品
原材料名:ユーグレナグラシリス粉末(ユーグレナグラシリス、ユーグレナグラシリスEX45)(国内製造)、フラクトオリゴ糖、澱粉、有胞子性乳酸菌、食物繊維/ゼラチン、ステアリン酸Ca、微粒二酸化ケイ素」


 ユーグレナ……。
 あ!
 ユーグレナ! そうか! その手があったか!
 次回から詳しく書くが、ユーグレナは微生物である。
 青汁、青汁、と、わたしの意識にはそれしかなかった。そうだ。野菜の栄養は、なにも野菜から摂らなくてもよいのだ。同等の栄養を含む食品であればよい。

 そしてこのときわたしは、ユーグレナが野菜以上の栄養を持つ食品であることをまだ知らない。

 えーと添加物は、うん、危ないものは見当たらない。ゼロでないのが気にはなる、が、サプリで完全無添加を実現するのは不可能なことは知っている。ま、こんくらいならいっか。
 飲み始めた。


 飲むこと4日。
 便のニオイが消えた。

 半年後。
 クローン病が治った。


 なぁアァァァにぃィイイィィィ!?


 おいおいおいちょっとまてユーグレナまて。
 甲田先生の青汁を飲んでいたときも、これはなかった。甲田先生を尊敬するあまり、「青汁でなくてはいけない」という固定観念に、わたしはとらわれていた。しかしこりゃ青汁と同等、どころか、それ以上なのでは……いやそういえば甲田先生から微生物サプリはとるように奨められてたんだった。

 いやいやいや落ち着け。まずは落ち着け。

 さらに2年飲み続けた。
 そしていま「クローン病治りました」のメルマガを出すに至っているのだが、時を戻し、サプリかぁ、サプリねぇーと言いつつ飲み始めた日から書く。


 変化があったのは翌日からだ。
 便のニオイが、いつもよりマシである。

 食事しながら読んでおられる方はここで中断してね♪

 この当時わたしは、1日30回下痢をしていたのであるが、ただの下痢ではない。すごいのである。
 ニオイが。
 超ベリーくさかった。
 そりゃ便は臭いでしょ。でも臭いといったって、自分のものはそれほど感じないでしょ。うん。ふつうはね。だが、わたしは自分のそれでありながら、一刻も早くトイレを出たい激臭だった。ぐええ。くせえ。息できねえ。ドアをあけよう。すると家じゅうにその毒ガスが広がり、同居の者から苦情がくる。でドアを閉めると、ぐええ。くせえ。息できねえ。換気扇。いやこんなの外に放ったら公害だ。くせえ。こんなものがキズだらけの腸に入っていたら、そりゃ毎日38度台の熱がでるわ。てかよう生きてるわ。人間よくこれで死なないもんだと感心するわ逆にな。てくらいクサかった。
 ニオイの原因は悪玉菌である。厳密にいうと善玉・悪玉という表現には語弊があって、この呼称は改めようという意見もあるのだが、とにかく「オレはいいことよりも悪いことするほうが多いぜ!」ていう細菌である。このいわゆる悪玉菌が、インドールやスカトール、アンモニア、硫化水素などの毒ガスを吐いている。これらが混ざり合って、くさいオナラ、くさい糞便になっている。
 病気でなくても、食べ過ぎで宿便がたまれば悪玉菌が発生し、そいつらが猛毒ガスを発生し、「くっさ~」っていうオナラになる。アンモニアは嗅ぎ慣れているからそれがどうしたのってかんじだが血液脳関門というものを破壊し認知症の原因になる。硫化水素は吸った空気中にわずか0.07%が含まれていれば死亡する超・猛毒。

 ユーグレナはこいつらを掃除してくれたのである。

 飲み始めた次の日からあの激臭が「おやっ」と思うほど減り、4日目にほぼ無臭になった。

 まずこれがクローン病が治るのに大きく寄与したこのサプリの特徴である。
 腸の掃除屋なのだ。
 なぜそんなことができるかといえば、ユーグレナの細胞のほとんどがパラミロンという食物繊維だからだ。
 パラミロンは、備長炭や珪藻土と同じように、顕微鏡で見るとスポンジのような無数の穴を持っている。これが腸の掃除屋といわれるゆえんで、悪玉菌をからめとり、根こそぎかき出して便とともに捨ててくれる。

 クローン病でなくても、オナラがくさいので職場でガマンしている人には超絶おすすめである。


 ユーグレナのすごさはまだ序章にすぎない。
 が、もうすでにこれだけで飲みたいという人もおられるだろうから、松井が飲んでいるものと同じものを紹介しておく。

※注文が完了できない方へ※
 飛んだ先のサイトで入力欄の「店舗コード」が分かりません、との声をいただいています。
上のリンクから行けば自動入力されるようにしてあるのですが、
空欄になってしまうケースがあるようです。
その場合、お手数ですがこちらのID(店舗コード)をコピー貼り付けして進んでください。
 店舗コード
13001058-01



◆編集後記
 エレベーターの中で誰かがやらかしてすごいニオイがし始めると息もできず、一刻も早く目的階に到着してほしいと切に願うが、あれは実際それほどの毒ガスだから体が「吸い込むな」と危険を察知しているのである。

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