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5月, 2022の投稿を表示しています

ヒューマンのゴーマンが病気

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 では早速わたしがどうやって治ったのかを書いていきたい。  のであるが、 ずいぶん久しぶりのことであるから、そもそも難病とは何だ? 原因と治療法はどうだった? と、お忘れのかたもあるだろう。わたしもいったん忘れた。ので、思い出すために今回はその復習。  かんたんに1回で言おう(んなムチャな)。      ようするに難病なんてカゼが長引いているだけである。  ん? さっぱりわからん? もうちょっと詳しく言おう。  ほんとうは病気なんて無いんだが、「病気」といわれている体の状態を定義しておく。   【病気とは、異物を排除するために免疫がおこなっている正しい活動のことである。】  はいこれめちゃくちゃ重要。こんどのテストに出ますので各自しっかり覚えておくように。  ん? ちゃんと説明しなきゃ覚えらんねぇだろ? すみません。二郎反省。  まず知っておくべきことは、人体がおこなうすべてのことには理由があり、いついかなる場合も正しいのである。ということである。  熱が出ようが咳が出ようが鼻水が出ようが鼻血が出ようが、痛かろうがかゆかろうが「♪夏は股間がかゆくなる~」だろうが正しいのである。かゆくても「いんきんたむしに○○」のたぐいを塗りたくってはいけないということである(元ネタがわからない方、すみません。しかも下ネタで二郎反省)。  人体はまちがわない。まちがいをおかすのは人間である。人間が介入しないミクロの世界にまちがいはない。最近はミクロの世界に人間が介入して大まちがいになっているので困るが。  病気になった自分を信じてあげれば治る。  いま自分は正しいことをしているのであると。  ミクロの世界でいえば、自分の 【免疫】 はいついかなるときも正しいことをして治してくれているのだと。  これを最後まで信じ切れるかどうか。治ってみたら、ただそれだけの話であった。  ん? 先を急ぎすぎ? そのミクロの世界がわからん? うん、そうきてほしかったの。   病気になる条件その1。 まず体内に異物が混入する。  コロナウイルスや化学物質がそうだ。命の危険をかんじた人体はこれに正しく対処しようとする。それは――。   病気になる条件その2。 それを排除しようとして免疫がはたらくのだ。免疫とは白血球が出動して寸分のミスもなく異物を追放または駆逐するはたらきである。  ほとんどは自分の知らない

病気とは、「どの位置に立つか」ということ

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  「原稿はどうなったら完成なんですか?」  漫画家の、たしか荒木飛呂彦先生だったと記憶するが(原泰久先生だったかな……)テレビのインタビューにたいして「自分がこれで完成と決めたところが完成です」と答えていた。「でないと、ずーっと描いていられるんで」。  並べて語ってはいけないが、わたしも文章を書くとき「もうこのへんで」というところで切り上げている。  1回のメルマガは、その日の調子にもよるがだいたい2時間くらいで書き上がる。しかし問題はそこからだ。そのままでは配信できない。料理でいえばまだ下ごしらえができた状態にすぎない。そこから、人さまに出せる料理につくり上げていかねばならない。この言葉は変えたほうがいいか、こことここは順番を替えたほうがいいか、いやバッサリ削除、いややっぱり元に戻そうとやっているうちにさらに3時間、4時間が過ぎる。数日直していることもざらだ。  最高の文章をと思うと、ずーっと直していられる。完璧になってから配信しようと思うと、1回のメルマガを一生書いていなければならない。いつも、これでいいのかな、おかしいところはないかな、ああ不安だ、やめよか、どしよか、エイッ! と配信している。  「もうこれで完成、ということにしよう」  そこを決めなければならない。  完成をめざしつつ完成を放棄しているかんじだ。  わたしはいま、腹痛はない。下痢もしない。熱も出ない。数値もすべて正常。  完治といっていいとおもう。  だが、完治という言葉が、どうも、しっくりこない。  完治とは?  「うん、これで完治ということにしよう」  そう自分で決めたところが完治である。  でないと、一生治療していられる。  わたしは、治った。自分がそう感じているのだから、そうなのだ。  わたしが治るために必要だったこと。  それはまず、治った状態と治っていない状態の線引きをやめたことだ。  病気である状態と病気でない状態の線引きをやめたことだ。  クローン病という状態からクローン病でない状態をめざすことをやめたことだ。  これらの認識がまちがいであることに気づいたということだ。  不可能なことをやめたということだ。  わたしは生きるために病気を治そうとしているのであって、病気を治すために生きているのではない。  不可能なことへの取り組みはエネルギーの浪費だ。そのエネルギーは正しい努力

完治だとおもうが完治という言葉がしっくりこない

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 近所の桜の木を写真にとった。 このブログの第1回目 に掲載するためである。葉桜のあざやかな緑が青空に映えてきれいだ。  だが、困った。青空のちょうどいい位置に電線が写りこんでいるではないか。これじゃ台無しだよ。  てことで電線を追いやるために写真の中ほどを切り抜いた。ついでに建物も追いやった。これで写真から生活臭が消えた。  だがこの写真は現実からは遠ざかった。  写真は現実の一部分を切り取ったものである。現実そのものではない。ジャーナリストがカメラに収める映像も、現実を知る手がかりになるものである。すべて理解した気になってはならない。  同じことが言葉にもいえる。  いや、言葉ではもっとこれが顕著だ。  たとえば「そのときわたしは幸せであった」と書いたとしよう。この文章には「幸せ」という状態以外のすべてのわたしの状態が削(そ)ぎ落とされている。  幸せの中にも苦しみがあり、不安あり、焦りあり、怒りがあり悲しみがある。そのそれぞれに、幸せが60%で苦しみが20%で、怒りが何%で……という揺らぎがある。  それを「わたしは幸せであった」と一言(いちごん)のもとに無視してしまうのだ。  幸せという言葉には、幸せ以外の全てが捨てられている。  言葉というものは断片的である。  そしてわたしたちは言葉によってしか世界を認識するすべがない。  わたしたちは言葉で世界を知る。桜の木は目にみえているだけではただの物体である。「桜」という名が与えられた瞬間、わたしたちはそれを桜の木と認識する。世界は言葉によって形づくられていく。「世界は言葉でできている」というテレビ番組があったが、名タイトルだ。ひとりひとりが、それまでの人生で得た言葉によって世界をつくり、自分だけの世界を見ている。同じ景色をだれひとり同じ景色として見ることはできない。70億人が理解し合えない理由がここにある。  言葉が世界になる。  とくに書物によって世界を知るとき、わたしたちにとって言葉が世界である。  「難病の原因は化学物質とヘルペスウイルスである」  これは正しい。  しかし言葉は断片的である。  すべてを理解した気になってはならない。  あるところに6人の盲人がいた。彼らは初めてゾウに触れる機会をえた。それぞれがゾウにさわったあとで、感想を述べあった。  「いやあ、どんな珍しい生き物かとおもったら、なんの

治ってわかった治ったの意味

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  う…… うう…… あ り が と う ご ざ い ま す !!  前回、ひっっっさしぶりぃーのメルマガをお送りしたら、ご祝辞をいっぱい いただきました! (※このブログは メールマガジン「1日2食の健康革命」 のアーカイブです)     ◇ おめでとうございます。 回復までの道のりは長い、 よ~くぶれずに頑張られましたね。すごいです。 今後の発信を楽しみにしています。 (Sさん)    じろーさん 素晴らしいです!! おめでとうございます!! 苦節でしたでしょうが、気が付いて実行した じろーさんが難病に打ち勝ちましたね(;д;) おめでとうございます。 素晴らしい素晴らしい。 じろーさんの教えてくれることは 絶対その通りの当たり前の真実でございます。 じろーさんのような方が居てくれることがどれだけありがたいか・・ 凍えそうなときに火をみつけたような感覚です(^-^) (・・。)ん?  遭難しそうなとき明るいお家を見つけた時でしょうか・・ 砂漠の中オアシスをみつけたような・・ 私はずっと3食が健康としていたのを2019年から2食に変更して 今に至っています(^-^) おかげ様で体重は少し減って今は丁度良い状態と思います。 乳がんで手術~放射線と抗がん剤を拒否して12年経過しました。 無治療のまま元気でございます! これからもファンでおりますので頑張ってくださいませ。 (聖羅さん) 松井さん、治ったんですね! おめでとうございます(^ ^) ほんとに良かったです〜♪ とても気になっておりましたよー。 血液検査の説明、とてもわかりやすいです。 思わず母(83才)の血液検査の結果を出してきて見てみました。 CRPの数値が、昨年は3.179で、今年は1.11(1+)でした。 低くなってきているので、よしとして頑張ります。 それではメルマガの続きを、楽しみにしています(^ ^) (Eさん) 松井さま おめでとうございます!! 陰ながら応援してました! (Aさん) 松井さん いつも大変お世話になっております。   完治、おめでとうございます。 すごいっすね。 松井さんが勧めていた「朝食抜き」、手こずりましたがやっとのこと その良さがわかり、続けて行けそうです。 朝、起きてから下着ぶらぶらも冬から続けています。 これからもよろしくお願いします。 ありがとうございました。 (キー

クローン病、治りましたァーッ! ほぼ。

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  「すごくいいですよ。この10年でいちばんいいです」  血液検査の値をモニターで見ながら医師はわたしにそう話した。  「何があったんですか?」  「んー」  もらった薬を飲んでないんです、とは言えない。  「ユーグレナを飲んでいるくらいです」  このユーグレナについては今回の目玉になるので後で詳しく書く。  2022年4月(免疫力を上げる治療開始から12年)。  やわらかい日差しに葉桜が揺れている。  年に4回まで減った通院日、そのうち2回に1回おこなっている血液検査の日である。  結果は驚くべき改善ぶりを示していた。  特に目を引くのはCRPという値だ。  これはクローン病のひどさを表す。正常なひとは0~0.14。0.2をこえてくると難病、1まで上がれば重症、3にでもなれば即入院というものだが、わたしがいちばんギャーギャーアーアーうなっていたときは10あった。よくまあご無事で。  いくら断食をしても漢方薬を煮出して飲んでもだいたい平均3くらいの値が10年つづいたが、2年前からじわりじわりと下がりだし、去年の今ごろは0.2に。半年前ついに0.08、正常値となった。  それが今回は0.05以下、と、初めて「以下」ということばが加えられていた。  これはつまり〈検出不能〉という意味である。  他にも、栄養が摂れているかを表すアルブミンという値が4.6で正常。免疫力を表すリンパ球数が22%でこれまた正常。  つまり血液の数値は〈クローン病ではありません〉と言っているようなものである。  やッピー♪  じっさい今のわたしに難病という自覚はない。ほぼ。  まだ日中だるかったり食事を厳選しないと便がゆるくなるものの、歩けるし、走れるし、YouTubeは撮れるし、いたって健康、すこぶる良好、とくに午前は絶好調、メルマガ書いて18年、えらい長いことお待たせしたが、お待たせしているあいだに離脱された方も数千人おられるが、とにかく、やっとこ、この報告ができます。  治ったよー♪(ほぼ)  さて。では。  「何があったんですか?」  医師には言えなかったことを、あなたにはこっそり教えよう。  つづく。 次の記事