そもそもユーグレナって何

 と、いうわけで、松井を救ったのはユーグレナだった。
 ユーグレナって何じゃ?

 ここから数回、前後のつながりが大事になってくるので、短い周期で配信しますね。

 まだクローン病が治らず1日30回の下痢、しかもそのたび「下水管の中ってこんなかな」という激臭を放っていたころ。
 読者さんから奨められるままにサプリを飲み始めたら、その便のにおいが、

4日で消えた。

ちょっ! 
まて……
なんだこれわあぁぁぁ!!

 なにって、ユーグレナですが何か。
 いやだからユーグレナ、おまえ何者?



 そのあとも、便の回数が減ってくる。下痢が、だんだん形になってくる。
「クローン病が治るためにクローン病を忘れる作戦」をとっていたので記録しておらず、何日目か何ヵ月目か不明なのだが。

 記録をつけたのは半年後だ。
 便の回数が3~4回になった。
 形状は固形になった。もしかしたらもう死ぬまで形のある便はできないのかなとも思っていたのに、ついに。
「あれっ? 出ないぞ」
 いままで約10年、便座でちょっとでも肛門をゆるめると☆※△●▽◎…だったのが、
「あ、そうか、大をするときってこうだったか」
ふんばっても出ない、ひさびさの感覚を、10年以上ぶりに味わった。

 よって夜中もついに目がさめず朝まで眠れるようになった。
 仕事できる時間も増えてきた。
「これはもしかしたらもしかして」
 そのあとの血液検査。病気にかかわる値が、すべて正常。

 クローン病が治った。


 なぁアァァァにぃィイイィィィ!?


なんだこれわあぁぁぁ!! 

なにってユーグレナですが何か。
いやそうなのだが。

 奨められるまま飲み始めたサプリだが、がぜん、気になってきた。例によって……

徹底調査 開始ィィィ!

 これはサプリメント、といっても、その中身は、いまをときめくスーパーフード、ユーグレナであった。
 ユーグレナとは、体長0.05ミリの微生物で、中学校の理科の時間に習った単細胞生物というやつである。この単細胞がァ、ではなく、細胞を1つしか持たない微生物。

 分類は、いちおう、藻類(そうるい)。
 いちおうというのは、既存の生物学での分類にあてはまらないのだ。
 緑いろの体で光合成をおこなって栄養をつくりだすから藻(も)の一種、つまり植物、のようではある。
 しかしユーグレナは動くのだ。
 顕微鏡でみるとコメつぶの両端をキュッと尖らせた体をしていて、その先端から、サザエさんの「波平さん」のような毛が1本生えている。それを使って水をつかまえて引きよせるようにして自分で動くことができる。
 動くからには、植物と言い切れない。かといって手も足も出ていないし、他の生物を捕食もしないので、動物とも言い切れない。

 なのでこのユーグレナ、和名はミドリムシ。
 わたしはこの名前で毛嫌いし、その存在は知っていても、積極的に摂りたいとは思わなかった。なんというか、えー、虫っすか、てかんじ。めっちゃ栄養あるらしいけど、えー、摂りたい人は勝手にすりゃいいけど、おれ、虫たべるの趣味じゃない、てかんじ。
 まったくこの和名をつけた学者は「やっちまった」もんである。
 虫じゃねぇよ。

 公式ホームページにも、はじめにこのミドリムシとの記載がある。いやその名前で言わなくたって。あ、でもあとから知って「虫だったら飲みませんでした!」なんてクレームがきても困るから、あえて最初にミドリムシと明記し、名前はこんなんですけど虫ではないんですぅ、と説明する作戦、かもしれん。

 虫ではなく藻(も)である。ただし、藻は藻でも、動き回る藻なのだ。発見された当初、虫だと思われたのもむりはない。
 似た存在にミジンコというのがいるが、あれは完全に動物。あれこそが虫である。ああいうのとはちがう。手も足も生えていない。コメつぶの両端をキュッと尖らせた頭に波平さんの毛をつけた、かわいい藻である。
 クロレラやスピルリナともちがう。
 甲田光雄先生からわたしが奨められた食品はスピルリナというものだが、あれは動かない藻であり、完全に植物。ああいうのともちがう。

 植物と動物の中間のプランクトン。それがユーグレナなのである。

 そしてユーグレナは、まさにこの特殊な性質ゆえに、たぐいまれな栄養をもつ。
 その数、59種類! ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCなど生命維持に必要なビタミン・ミネラルをすべて網羅。バリン、ロイシン、イソロイシンなど必須アミノ酸も完備。アルファ・リノレン酸など良質な油も装備。
 植物と動物、両方の栄養を完全なかたちで合わせ持つ、スピルリナを超えたスーパーフード。それがッ! ユーグレナだ。

 ミドリムシ、なんて、日本人しかこんな呼び方してない。虫じゃねぇつの。
「わたしミドリムシ飲んでます」
「わたしユーグレナ飲んでます」
 ユーグレナのほうがかっこいい。こっちの名前の由来はラテン語で、意味は「美しい目」。和名とはえらいちがいだ。たのむからこっちで統一してくれ。

 つづく。



 今回はザッと概要だけしるした。次回から、きょう書いたひとつひとつを詳しく解説し、あーたしかにこれでクローン病治ったのかもね、と思っていただこう。


※注文が完了できない方へ※
 飛んだ先のサイトで入力欄の「店舗コード」が分かりません、との声をいただいています。
上のリンクから行けば自動入力されるようにしてあるのですが、
空欄になってしまうケースがあるようです。
その場合、お手数ですがこちらのID(店舗コード)をコピー貼り付けして進んでください。
 店舗コード
13001058-01



◆編集後記
 メールをいただきました☆

 ユーグレナですか!! 今、自分も下痢でなかなか治らなくて早速注文したのですが、来るのが遅そうです。 (X_X)
もっと早く、明日にでも欲しいのですが、、、Amazonにもありましたが、正規品ではないから怖そうだし、、、待ちきれません!! (´°U °`)
(Hさん)

 製造元は公式ホームページでしか販売していないので(Amazonや楽天での販売を許可してない)、それ、転売ヤーが売ってるやつですね……。「対応がひとごとのよう」と怒りのレビューがありますが当然です。こういう商品は、利益しか考えていない人から買うのはおすすめしません。
ちなみに正規の販売元は対応がすばらしかったです。
 いまごろお手元に届いていると思いますが、毎朝トイレにいくたびに変化を楽しみにしてください。
あまり楽しみにすると、薬じゃないんで急には変わらず、がっかりしますので、気長にどうぞ。
あれっ変わったと思う日が来るでしょう。

 まったくの余談ですが、Amazonでの買い物のテクニックとして、
購入ボタンのすぐ下に
「出荷元」
「販売元」
という記載がありますが
どちらも「Amazon」になっているものを買うとトラブルがありません。
どこの会社だこれわというのは粗悪品メーカーだったりします(もちろん全部じゃないが)。
特に「これ安すぎん?」という電子機器を買うときにわたしは必ず確認してます。
 さらに星5と星1の評価が極端なときは星5がサクラであることを疑います。
安いのにデザインいいしレビューもグッド、で買ったUSBハブをつないだらパソコンが壊れたことがあります。
相場4千円の商品が2千円でラッキー、で8万円がポシャリ。しくしくー。



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